小さいときから絵やイラストを描くのが大好きという人は、イラストレーターになるというのはいかがでしょうか?
イラストレーターとは
本や雑誌の表紙や挿絵、ポスターやチラシ、さまざまな商品、WEBサイトなどに使われる絵、イラストを制作する職業のことです。
私たちのまわりには数え切れないほどのイラストが満ちあふれています。昆虫図鑑のたいへんこまかい絵もそうなら理科の教科書の分子構造の図もイラストです。もちろん、小説や雑誌の表紙、さし絵、ポスターなど、イラストはさまざまな場面でさまざまに使われています。これらのイラストを描くのが、お仕事です。
イラストレーターといっても、その目的によってさまざまなものがあり、イラストの性質によって挿絵ライターとか、キャラクターデザイナー、工業デザイナーなどと呼ばれることもあります。
図鑑にのせる昆虫の絵のばあい、足の先まで実物どおり正確に描かなければいけません。
そういう正確なイラストが得意な人もいれば、夢のあるやさしいイラストやコミカルなものが得意な人もいます。また、はり絵や切り絵の手法を使う人などさまざまです。
しかし、イラストレーターは、画家とちがって、好きなものを好きなように描いているわけではありません。出版社や広告会社からの注文にしたがって、また大量に印刷して出版したりすることを頭に入れながら描いているのです。まず、出版社の編集者がいて、これから出す本や雑誌の読者層を考え、もっとも適当だと思う絵のタッチのイラストレーターに仕事を依頼するのです。
こんな人が向いています
絵が好きなことが第一ですが、とくに独創性が重要です。
学歴はまったく関係のない世界ですが、美術系の学校で基礎を学ぶこともむだにはなりません。
政治・経済・文化などいろいろなことに興味をもつことが、イラストの幅をひろげることにつながります。
イラストレーターになるには
魅力的な絵が描けるということはいうまでもありませんが、在宅ワーカー・SOHOとしてイラストレーターになるためには、「営業力」も欠かせません。仕事はただ待っていても来ません。ほとんどのイラストレーターはフリーで活躍しています。出版社に直接自分の作品を持ち込んで見てもらうなど、積極的に自分の作品をアピールすることも必要です。
イラストコンテストなどに応募するのもよいでしょう。また、知り合いや業界の仲間を通じて仕事をゲットできる場合も多いので、人とのつながりを多くもっていくことも大切です。また画家と違って、絵自体は良くても、商業的には使いづらい、またはイメージに合わないということもあるため、対象になるものに対しての理解や知識を深めたり、または自分の絵に合った分野を見つけることも大切です。